モーガンズシャンプーの52種類全成分の解析
こちらのページではモーガンズシャンプーの全52種類の成分の
1つずつがどんな作用があるものなのか調べてた結果を書いております。
それではさっそく・・・、
モーガンズシャンプー「全成分」を解析スタート♪
※全成分なのでちょっと長いです^^;※
各項目をすぐに見たい方は↓をクリックしてください。
それではそれぞれの成分の紹介です
19種類のアミノ酸系成分
ラウロイルメチルアラニンNa
アミノ酸系の洗浄剤の中でトップクラスの性能です。
弱酸性・低刺激で洗浄力も高く、泡立ちもよく、
アミノ酸系の中でも最も高価な成分のひとつです。(これだけだと値段が跳ね上がります。)
洗い上がりはふんわりボリューミーに仕上がりになります。
タウリン
保湿剤&傷んだ毛髪の修復効果があります。
洗浄力は適度で泡立ちが良く、ふんわりとした仕上がりになります。
リシンHCl
必須アミノ酸のひとつ天然のリジンと同じ構造で、
皮膚に柔軟性や弾力を与え、保湿効果にも優れています。
浸透性が高いのでダメージ補修効果も期待できるそうです。
グルタミン酸
低刺激で泡立ちは控えめです。
洗浄力も低めで肌や髪に必要な養分を残しながら洗浄できます。
保湿作用があり、化粧品などにもよく用いられています。
グリシン
アミノ酸の一つで保湿効果が高いです。
抗菌・酸化防止作用があり、
石鹸、歯磨き、ヘアケア商品、化粧品、食品まで幅広く利用されています。
ロイシン
必須アミノ酸の一種で安全性は高いです。
肌や髪の感触をなめらかに整える効果があります。
サプリメントや化粧品、シャンプー、育毛剤と様々な製品に使用される成分です。
ヒスチジンHCl
必須アミノ酸のひとつです。
保水・保湿力があり、皮膚に柔軟性や弾力性を与えてくれます。
保湿・保水効果を狙って様々な化粧品に使われています。
セリン
水分保持に欠かせない保湿成分のひとつです。
髪の毛にも多く含まれているアミノ酸で、保湿効果や柔軟性、弾力性を与えくれます。
バリン
必須アミノ酸の1つ。
保湿効果が高く、皮膚に柔軟性や弾力性を与えてくれます。
石鹸、化粧品、パック、シャンプーなど幅広く配合されています。
アスパラギン酸Na
アスパラの汁から発見された成分で、
保湿効果、肌荒れ防止、肌のコンディショニング効果があるようです。
食品から石鹸・化粧水・クリームなどの化粧品、シャンプー・リンスなどにも使われています。
トレオニン
必須アミノ酸でスレオニンとも呼ばれます。
保湿や肌機能活性効果があります。
保湿能力が高く化粧品などにも多く使われています。
アラニン
アミノ酸の一つで角質に含まれる保湿成分です。
肌表面がアルカリ性にならないように働き、角質層を保護する機能を高めてくれます。
イソロイシン
必須アミノ酸の一種で安全性も非常に高い成分です。
保湿力を維持する効果があり、髪や肌を滑らかさを与えてくれます。
皮膚の新陳代謝を正常化したり再生力を高めてくれる効果もあるため、ヘアケア商品にも使われています。
フェニルアラニン
必須アミノ酸のひとつで保湿効果があります。
化粧品などだけでなく、食品調味料にも使われています。
アルギニン
アミノ酸の一つで保湿効果があります。
アミノ酸系の中では最もアルカリ度が強く、他の成分と混ぜるための乳化剤としても使われます。
アルギニンで中和したアミノ酸石鹸は従来の石鹸より肌にやさしいと言われています。
チロシン
アドレナリンやメラニンを生成するアミノ酸で、
保湿剤や栄養剤としてクリーム、乳液、美容液などの化粧品などに使われています。
イノシン酸2Na
かつお節の旨味成分でもあるアミノ酸で、体内にも存在する成分のひとつです。
保湿剤として使われています。
グアニル酸2Na
シイタケの旨味成分でもあるアミノ酸です。
化粧品などで保湿剤として使用されています。
プロリン
角質層にも含まれるアミノ酸系保湿成分で、ゼラチンには約15%も含まれています。
アルコールに溶ける唯一のアミノ酸で、皮膚のコンディショニング作用があるため、
化粧品や育毛剤などにも含まれている成分です。
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ここまででアミノ酸系の成分19種類が終わりました^^
体の中に多く含まれるアミノ酸ってシャンプーや化粧品に入っていると、
保湿効果があるんですね〜
私は知りませんでした・・・^^
そろそろ疲れてきました?(笑)
もし結果に飛びたければ・・・「こちらからどうぞ^^」
まだまだ気になるから見るよって方はぜひお付き合いください^^
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5種類のエモリエントオイル(※1)
オリーブ油
オリーブの果実からとれる油脂でオレイン酸が主成分です。
エモリエント効果が高く、良質な石けん原料&各種クリームなどに多用されています。
月見草油
リノール酸を60〜70%、γ-リノレン酸を約10%含有しています。
リノール酸は、エモリエント&保湿効果があり、
γ-リノレン酸は、アトピー、肌荒れなどの皮膚障害を抑えてくれる効果があります。
ツバキ油
ヤブツバキの種子から採れる植物油です。
オレイン酸が多く、酸化しにくい特徴のが特徴で昔からヘアケアで使われています。
ヒマワリ種子油
ヒマワリの種子から採られた油脂でオレイン酸、リノール酸、パルミチン酸を含んでいます。
柔軟効果・保湿能力が高く、乾燥から髪や頭皮を守る力が期待できます。
ブドウ種子油
ブドウの種子から精製して作る油です。(食用のグレープシードオイルと同じです)
リノール酸とトコフェロール(ビタミンE)が多く、抗酸化作用に優れています。
軽めのオイルで、頭皮環境を整えたり、エモリエント効果があるそうです。
ちょっと難しい言葉
※1 エモリエント
化粧品などで皮膚などに潤いと柔軟性などを与えること
3種類の花エキス
カミツレ花エキス
カミツレ(カモミール)の花から得られる植物抽出エキスです。
保湿・消炎・収れん・血行促進・抗アレルギー作用などの効果があります。
乾燥、敏感、炎症などトラブルを抱えた肌を健康的に維持してくれる働きもあるようです。
ハイビスカス花エキス
ハイビスカスの花から抽出したエキスです。
古い角質をやさしく除去するピルビン酸の作用で肌の状態を整えてくれます。
糖を多く含んでいるため、保湿・湿潤効果が高いです。
ラベンダー花エキス
ラベンダーの花から取れるエキスでハッカに似た芳香があり、香料としても使われます。
抗菌、抗炎症、抗酸化作用があるので肌の調子を整えてくれます。
また、にきびを予防するための化粧品に適しているとも言われています。
香り成分
イランイラン油
イランイランノキという熱帯の樹木に咲く花から抽出した精油です。
エキゾチックな香りが特徴で、鎮静効果やホルモンのバランスを整える効果があるといわれてます。
皮脂分泌のバランスを良くしてくれるため、乾燥・脂性の肌の方にもよいです。
また頭皮を刺激して髪の毛の成長を促す作用もあるそうです。
パチョリ油
パチョリの葉より抽出される精油で、エキゾチックでウッディな優雅な香りがします。
肌を清潔に保つのを助け、ハリをもたらすと言われています。
香りは、心をおだやかにし、前向きな気持ちにさせてくれるそうです。
香水などのベースの香りとしても使用される事が多いです。
グレープフルーツ果皮油
グレープフルーツの果皮から得られる精油です。
お肌に適度な潤いを与えてくれるともいわれてます。
香りはリラックス効果があることからいろいろな化粧品に使われています。
ゼラニウム油
バラのような甘いフローラルな香りがします。
その香りは、女性ホルモンのバランスを整える効果や、
心を落ち着かせる鎮静作用と気持ちを明るく高揚させる作用を兼ね備えているそうです。
炎症を抑えて皮脂のバランスを整える作用もあるようで、乾燥・脂性肌にもいいそうです。
虫除けから化粧水、クリームなど幅広く使われています。
ビャクダン油
サンダルウッドの木より得られる精油です。
爽やかで甘い香りが特徴で、深いリラックスをもたらしてくれます。
香料
匂いをつけたり、臭いを隠したりするために用いられる香り成分。
化粧品などでは香料の個々の成分名を記載する代わりに用いられている総称です。
これだけだと正直、良くない成分かどうかの判断はできません。
その他天然成分や特に問題のない成分
水
特別表記がなければ、通常精製水のことを表します。
特に肌に良い悪いもありません。
デシルグルコシド
とうもろこし由来の界面活性剤です。
敏感肌用の製品やベビーシャンプーなどにも使われ人体に優しい成分です。
低刺激で泡立ちもよく、洗浄力もちょうどよい程度です。
植物由来で安全性も高く高機能な分、高コストな成分です。
グリセリン
安全性と吸湿性が高く昔から使われている保湿剤で、皮膚の成分としても存在します。
また用途も広く、保湿剤、柔軟剤、変性剤、保護剤など様々な目的で使われます。
ヒアルロン酸と一緒に使うと保湿、保護作用がさらに高まります。
ラウリルベタイン
天然成分が原料のベタイン系の洗浄剤です。(高価な成分です)
安全性も高く、泡立ちがよく低刺激ですが、洗浄力は低いです。
保湿効果やコンディショニング効果に優れ、帯電防止作用もあるようです。
しっとりとした洗いあがりになります。
ハチミツ
吸収性が高く空気中からも水分を吸収することができ、保湿効果が高いです。
殺菌・抗菌作用・消炎作用もあり、頭皮環境の改善も期待ができます。
幅広い美容効果あるため、様々な化粧品などにも使用されています。
パンテノール
ビタミンB群の一種でパントテン酸ともいいます。
髪に潤いやツヤ・ハリを与えてくれる上に、ダメージ補修もしてくれる効果があります。
お肌に対してもシワ&肌荒れ防止作用あります。
シャンプーや育毛剤、肌荒れ・日焼け防止目的でスキンケア化粧品にも使われます。
アラントイン
動物や植物にも含まれる、自然界では多く見られる成分です。
抗アレルギー、炎症を抑える効果で肌荒れを防ぐ効果があります。
ニキビ用の製品や育毛剤、化粧品、歯磨き粉に配合されることもあります。
ヒアルロン酸Na
安全性の高い水溶性の天然ポリマーで皮膚の中にも存在し、皮膚の水分保持能力の主成分となっています。
保水性が非常に高く1gで6000ccも水分を保持できると言われています。
髪の毛の保湿や柔軟効果がありふんわりとした洗いあがりになります。
カラメル
糖類を加熱し分解させて出来る天然の色素です。
キハダ樹皮エキス
オウバクエキスとも呼ばれるキハダや同属植物の樹皮から抽出されるエキスです。
保湿、抗酸化、抗菌、収れん、抗炎症作用があり、
シャンプー以外に化粧品・低刺激性化粧品にも配合されています。
クエン酸
天然に広く存在する有機酸の一種で、天然成分なので安全性も高いです。
シャンプーなどでは、phを酸性側に戻すph調整剤としても使われます。
酸化防止・収れん効果目的で使われていたり、スポーツ飲料などにも使用されています。
BG
グリセリンと同じようなアルコールの一種で、保湿効果があります。
敏感肌にも適した成分で幅広く化粧品などに使われています。
グリセリンよりも低刺激でべたつきにくく、さっぱりした使用感があります。
ポリクオタニウム-10
水溶性のカチオンポリマーで刺激などは特にありません。
シリコンの代わりに使われている植物繊維由来のコンディショニング剤です。
皮膚や髪の毛などに薄い透明のフィルムとなって吸着して、髪のきしみや絡まりを防いでくれ、保湿もしてくれます。
水溶性なのでシャンプーの際に流れてくれるためシリコンより安全性が高いと言われています。
塩化Na
いわゆる食塩のことです。
シャンプ−では増粘、皮膚の引き締めや収れん作用の目的で配合されます。
肌のキメや毛髪のキューティクルを整えてくれる効果もあるそうです。
注意したほうがいい成分
オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
シャンプーでは使わないほうがいいとされる石油系の硫酸系洗浄剤と同等の脱脂能力をもつ洗浄剤です。
この成分が主の洗浄剤のシャンプーは洗浄力が強く、皮膚を刺激する可能性もあります。
アミノ酸系のものは洗浄力などが弱くなりがちなので、
サポート的に使えば洗浄力や泡立ちを適度に上げることが出来ます。
EDTA-2Na
キレート剤(※2)として使われています。
変質防止剤、保存料などとして化粧品や乳液、クレンジングとして幅広く使われています。
シャンプーの中では金属イオンが泡立ちを邪魔することを防いでくれる役割もあります。
経口毒性や皮膚からの吸収は非常に少ない成分ですが、
お肌への刺激が多少あるため、過敏な人の場合、アレルギーを起こす場合もあるようです。
エチドロン酸4Na
キレート剤、酸化防止剤として使用されます。
肌に良いというものではありませんが、毒性などはかなり低いといわれています。
安息香酸Na
雑菌の繁殖を抑えて製品の品質を安定させるために配合される成分です。
安全性と有効性の面から、配合料は1%以下と規制されています。
食料品から化粧品、乳液、クリーム、歯磨き粉、シャンプーなどに幅広く使われています。
大量に摂取すると毒性があるといわれてますが、、
シャンプーの場合は口に入ることは少ないので食品に使われているよりも安全だと言えます。
敏感な人には多少の刺激がある可能性もあります。
メチルイソチアゾリノン
強い殺菌性を持つ防腐剤で肌への刺激が強く、残留すると肌荒れを起こしやすいです。
配合量は0.1%以下と定められています。
日本化粧品工業会の技術情報誌には他の防腐剤より安全性が高いとの報告もあります。
ちょっと難しい言葉
※2 キレート剤
化粧品などで金属イオンが入ると変質したりする原因になります。
その金属イオンを閉じ込め品質の保持をすることができるのがキレート剤です。
シャンプーでは、水道水にも入っている金属イオンが泡立ちを悪くしたりするのを防ぐ作用もあります。
モーガンズシャンプーを解析した感想
全体的なまとめは「モーガンズシャンプー全成分を解析してみた「まとめ」」に書いてありますので、
こちらではちょっと違った角度から簡単にモーガンズシャンプーの成分解析のまとめをしてみます^^
「アミノ酸」や「天然成分」だけでシャンプーを作った場合どういうことが起こるかというと・・・、
洗い上がりがきしきししたり、泡立ちが悪い、洗浄力がたりない・・・、
こんなシャンプーが出来上がったりします。
髪に良いことは良いのでしょうが、それだとあまりに使い勝手が悪く、
使い続けるのはなかなか根性が入りますよね・・・。
ここで気をつけたほうが良い成分で紹介した「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」の登場です^^
上の説明で書いたとおり、「石油系の硫酸系洗浄剤と同等の脱脂能力」がある洗浄成分です。
石油系の硫酸系洗浄剤を具体的に書くと、ラウリル硫酸Naとラウレス硫酸Naなのですが、
これらの洗浄剤は洗浄力が強すぎる上に肌への刺激も強いのが特徴。
対して、オレフィンスルホン酸Naは同じぐらいの洗浄力ですが、刺激はもっと少ないものになります。
オレフィンスルホン酸Naがメインの洗浄剤だと洗浄力が強すぎになってしまいますが、
アミノ酸系の洗浄剤の補佐として使うと、
アミノ酸洗浄成分だけだとなかなか再現の難しい、適度な泡立ちと洗浄力をもつシャンプーになります。
キレート剤についても、泡立ちを良くする助けにもなっています^^
(成分が変質しないようにする役目ももちろんありますよ♪)
さらに防腐剤については植物由来100%だそうです^^
モーガンズシャンプーはうまく成分を組み合わせて、
本当に使い勝手の良いノンシリコンのアミノ酸シャンプーとして
作られているんだな〜って印象でした^^